SP水曜劇場通信

SP...STAGE PEOPLE 毎月第1・3水曜日午後8時より、演劇人珠玉のパフォーマンスの数々を 大阪・ウラなんばのフリースタイルスタジオ金毘羅からUSTREAM にて 配信中。

転期

タイトルは誤植ではありませんw
「天気」でも「転機」でも無く「転期」です。
ちょっと思うところがあって、舞台映像の仕事を始めてから現在までの自分を振り返ってみようと思ったんで、長文ですが徒然と書いてみます。

フリーで舞台映像の仕事を始めて今年で7年目です。
(それまではチームで舞台撮影以外にもライブハウスの収録とかやってました)
この仕事をやり始めるに当たって、あくまで経験則からですが、概ね2年半周期で転換期というか、先の周期について考えるべき時期が来るだろうと予測していました。
これが今回のタイトルの意味です。

まあ、最初の2年半は勢いで何とかなるので特に何も考えませんでしたが(w)、いわゆる記録撮影としてだけではなく、物語にそった映像演出を出来るように複数のカメラでの収録にはこだわりました。
これをやると人件費や機材費が高くなっちゃうんですが、「演劇」という表現方法を「映像」という表現方法に置き換えるに当たって、ノープランで挑んでも「生の方が良かった」と言われて、ハイ、終了なのは目に見えているので、ちゃんとした映像作品への置き換えを目指したかったのです。
おかげでギャラの大半は機材費に消えていたのですが、まあ、そんなもんだw
完全にフリーになってから初めての仕事は今は無き天体雑貨の「貝殻の恋文」でしたが、カラビンカでの撮影でカメラ3台持ち込んでやりました。
(この時はまだ有人カメラ1台・無人カメラ2台の配置)



次の周期には人件費を極限まで削って、尚且つマルチカメラ編集を実現する為に右手と左手で別々のカメラを同時に操作する撮影方法を導入。
これをやると一人で3台以上の本格的なマルチカメラ収録が可能になるという画期的な方法なんですよ。
(舞台そのものを見ながら、左右のカメラの液晶を周辺視で確認してオペします。Zガンダムのコックピットを想像してもらえると判りやすいかとw)
まあ、一日撮影するとフラフラになるので、あまり他の人にお勧めはしませんがw
因みにこの方法で収録・編集した最初の作品はピースピットの「ゴールド・バンバン!」でした。
ビデオをご覧になった方の中には「妙にカットが細かいな」と思った方も居られるかも知れませんが、実は始めてのチャレンジだったので、上手くオペ出来ていないところが多々あり、それを見せない為にああいう編集になっているのですw



次の周期には、それまでは横の繋がりを殆ど持たずにやってたのですが、流石に仕事の量が増えすぎてきたので、とにかく同業者と仲良くなって仕事を分散しようという方向を模索。
舞台映像を手がける堀川さんや森さんと連絡を取るようになったのもこの頃。
最初はmixiで「舞台」「映像」で検索を掛けてという、何ともラフな感じのコネクトの仕方w
結局、当初考えていたような分担は上手く実現していないのだけれど、僕も含めてこの3人は今では現場が同じになることが多くて、色々と心強いです。
一番最近3人とも正式にクレジットされてる舞台はミジンコターボ「不死身のゲドウ」かな?



そして、今年は7年目ということで、そろそろ次の周期のことも何か考えていかないといけないなぁ、などと思案中な訳ですが、そんなところへ売込隊ビームの梅本真里恵さんが休団を発表したり、クロムモリブデンの板橋薔薇之介さんが引退を発表したり、スエケンが民事訴訟で訴えられたり、今まで関わりのあった人たちにも転期が訪れている様子。
(まあ、末満さんのは転期だか何だかなんだか良く判りませんがw)
少なくとも惰性で何となく続けていける状況では無くなって来ている様な気がするので、真剣に色々考えていかねばならんなぁ・・・と考えている次第。

まあ、具体的にぶっちゃけると労力と時間配分と資金繰りが流石に限界に来ているので、数年前と同じような「兎に角、全ての仕事を気合で乗り切る」基本方針はもう捨てないと、早晩立ち行かなくなって本格的に廃業することになりかねんなと。
今後暫くは新規の撮影を極力減らそうと思っちょります。